モーリマティーニ（2008年生、母ユールネヴァーノー）

モーリマティーニ（2008年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カクテル名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時23歳）と交配したユールネヴァーノーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のグッドラック特別(一般C1五)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、岡田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、芹澤精一によって787.5万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

5月8日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた4戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインダート特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったパーシモンアローに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月2日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランドキャニオンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2012年）

2月15日、中6週で迎えた9戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエスケープマジックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセレブウィークに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月7日、中8週で迎えた11戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォッケウルフに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月5日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の一般C1七 C2三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のソプラノラトゥーラに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月25日、中2週で迎えた13戦目は、目黒区特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のコスモアパッチに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、花氷特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦5勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタケノアリュールに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2013年）

11月24日、約16か月半の休み明けで迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、グッドラック特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマケマケに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。