ビクトリーキング（2002年生、母トキノクイーン）

ビクトリーキング（2002年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時12歳）と交配したトキノクイーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、地方26戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の撫子特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって315万円で落札された。

藤木一男厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2005年）

6月14日、デビュー戦は米倉知騎手を鞍上に据えて、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は471kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクセルアワードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月19日、連闘で迎えた2戦目は、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオイワケホホエミに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイヘイヘイローに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B3（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカホクノホシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンクスリューオーに3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

8月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた7戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦の蔵重の店片町No1ビル「G-1」杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアトミックエージにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-5（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2-4（金沢ダート900m 雪/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデピュティジャパンを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスリーエレガンスを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を手に入れた。

5月5日、中0週で迎えた15戦目は、将司・紀子婚約記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファインルナココに4馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

6月4日、中3週で迎えた16戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川添明弘騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた17戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川添明弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スナークロビンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランドヘリオスを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って8勝目を手中に収めた。

7月23日、中3週で迎えた19戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、蔵重の店G-1あげはママ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシネダイヤに2馬身半の差をつけて9勝目をつかんだ。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、撫子特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップセレナードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月26日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、福井県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（10戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（11戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた24戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた25戦目は、吉祥草特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（12戦8勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。