マルタカアーサー（2003年生、母トワノハーモニー）

マルタカアーサー（2003年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時15歳）と交配したトワノハーモニーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）エクセレンスファーム。戦績は、中央平地4戦1勝2着2回、地方20戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月25日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフェラーリファイブをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したモエレコネクションにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月5日、中3週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったアサクサゼットキに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

2月17日、約22か月の休み明けで馬体重を前走から46kg増やして迎えた5戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトサヘイローを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、地産地消土佐和牛特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた8戦目は、山桜特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サイレントヒルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月1日、中6週で迎えた9戦目は、一般C6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月10日、中9週で迎えた10戦目は、パートナー特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から29kg減らして迎えた11戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に敗れた。

1月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた14戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（10戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた18戦目は、一般E8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた19戦目は、一般Eヘ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（11戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレイヤードモチーフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般E10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（12戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（13戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（14戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた23戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（15戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（16戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。