ホリノチヨクイン（1987年生、母マルサンチヨクイン）

ホリノチヨクイン（1987年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のピツトカーン（当時16歳）と交配したマルサンチヨクインが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）法理牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保勝之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

7月16日、デビュー戦は石神富士雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神富士雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランバトールにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石神富士雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神富士雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったセンゴクセブンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（1990年）

7月7日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアカネコウバイに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

9月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したスズドレッサーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（1991年）

5月4日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったパワーツービートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月13日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で坂井千明騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井千明騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井千明騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。