キャッチミーアップ（2015年生、母イースタリーブリーズ）

キャッチミーアップ（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「追いつけるものなら、私に追いついて」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したイースタリーブリーズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2020年の春待月賞(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月3日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したカーティバルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたマリアバローズ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプンタレオナを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったダイアトニックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で荻野極騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月8日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で荻野極騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月13日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

11月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

4歳（2019年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月8日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

11月30日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノコメットをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

12月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5歳（2020年）

1月26日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月6日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

6月20日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた25戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月13日、中2週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のチュウワノキセキを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6歳（2021年）

5月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた31戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桑名ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

10月24日、約4か月半の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた33戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

11月28日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた35戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた36戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2021ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2022年1月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。