エイボンクリフ（2018年生、母ローズマンブリッジ）

エイボンクリフ（2018年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「英国ウィルトシャーにある水道橋の名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したローズマンブリッジが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月15日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は422kg。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のフラリオナを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月3日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの秋明菊賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3歳（2021年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6月27日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月21日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月31日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

4歳（2022年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた11戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ヴァニラお誕生日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4月9日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、山崎騎手がんばれ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、GI登録品高級品岩手木炭賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた20戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は関本玲花騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。