ゴールドバシリスク（2007年生、母ロイヤルウェーブ）

ゴールドバシリスク（2007年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋水上を走るトカゲより」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時6歳）と交配したロイヤルウェーブが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北勝ファーム。戦績は、中央平地31戦5勝2着5回、地方7戦1勝。2014年の千葉テレビ放送盃に勝利した他、2014年の報知グランプリカップ(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月12日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中4週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサルバドールチーフにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチタニウムヘッドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のケイアイブルに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のアドバンスピールに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

4歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のイチオカに2馬身半の差をつけて制した。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルエルドラドを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったファンドリカップに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

5歳（2012年）

2月4日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノデートナにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイヤモンドムーンをアタマ差振り切って制した。

4月28日、中9週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヒラボクビジンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月9日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（10戦4勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月8日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、ペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月25日、中6週で迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた28戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6歳（2013年）

2月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

6月8日、中7週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

12月3日、約6か月の休み明けで迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7歳（2014年）

1月9日、中4週で迎えた33戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェネラルノブレスに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

2月12日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月19日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月8日、中2週で迎えた36戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた37戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

6月25日、中5週で迎えた38戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。