セントアーサー（1985年生、母ヨドテスコ）

セントアーサー（1985年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のシヤンペンチヤーリー（当時15歳）と交配したヨドテスコが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の常陸特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

佐藤征助厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は玉井智光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3歳（1988年）

2月7日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月24日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で玉井智光騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバトルドミネイトに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月28日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で玉井智光騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、タケノレインボーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリバロンを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月17日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の青葉城特別（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったビゼンタカチホにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスペードノエースに4馬身の差をつけて2勝目を収める

9月17日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初冬特別（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（1989年）

1月22日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のメジロチナールに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の箱根ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（11戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上1400万下の上越ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（12戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月15日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（13戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月24日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で玉井智光騎手（14戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。