サンエムワールド（2002年生、母プライベートタイム）

サンエムワールド（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したプライベートタイムが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地29戦2勝、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のニシノレースメイクをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2005年）

2月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた8戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた11戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4歳（2006年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた14戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた17戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた18戦目は、水無月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカゼノアルペジオに5馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2007年）

1月6日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月8日、約7か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた25戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

12月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

6歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月4日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた31戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた32戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、太子ひまわり特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、ゆうがお賞（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた35戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2一（園田ダート1230m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた37戦目は、きんもくせい賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、ラジオ大阪・人生大満開賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月9日、中7週で迎えた39戦目は、3歳以上A3一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた40戦目は、初夢特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた41戦目は、城崎温泉かに王国特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。