ケイティラブ（2004年生、母ウイニングリバー）

ケイティラブ（2004年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したウイニングリバーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地19戦5勝2着1回。2010年のアイビスサマーダッシュ(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永田克之から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

8月4日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアスターナイナーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、伸びてきたテイエムフルパワー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイファインに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5歳（2009年）

4月26日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のトップオブボストンに3/4馬身の差をつけて優勝

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のファッシオドンナをクビ差制して4勝目を手にした。

6歳（2010年）

2月21日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月23日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた16戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

7月18日、中2週で迎えた17戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のジェイケイセラヴィに3/4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

8月15日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（12戦2勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた19戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（13戦2勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。