ケイティラブ（2004年生、母ウイニングリバー）

K T Love

2004.03.31

ケイティラブ（2004年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したウイニングリバーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田 克之。戦績は、中央平地19戦5勝2着1回。2010年のアイビスサマーダッシュ(G3)に勝利するなどの活躍をした。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 19戦5勝 [5-1-2-11/19]
• 総賞金 国内: 8,963万円
• 生年月日: 2004年3月31日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牝
• 毛色: 栗毛
• 厩舎: 野元昭 栗東
• 馬主: 瀧本和義
• 生産者: 永田 克之
• 抹消情報: 中央：2011年11月19日抹消; 地方：2008年6月5日抹消

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 3馬身

ベストレース

• レース名: アイビスサマーダッシュ
• 日付/馬齢: 2010年7月18日/6歳
• コース: 新潟芝1000m 直線
• 着順: 1着
• オッズ/人気: 13.0倍/8番人気
• 馬番/頭数: 9番/18頭
• 天候: 晴 29.7℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/極速
• レースラップ: 平均=10.5/ラスト=12.0
• レースペース: ハイ
• 通過順位: 1
• 馬体重 増減: 516kg +2
• 出走間隔: 中2週
• 騎手 斤量: 西田雄一郎 54.0kg

血統

概要

母のウイニングリバーは中央平地1戦0勝、地方9戦4勝。曾祖母のFire and Iceは海外4戦0勝。父のスキャンは海外G1・2勝（米国ダ[2勝]）。

近親馬

• • 半叔父: ビーマイナカヤマ 1994/JPN/エブロス
  ビーマイナカヤマ
• • 半叔父: マイネルフォーグ 2004/JPN/スターオブコジーン
  マイネルフォーグ
• • 半兄: マイネルブルック 2001/JPN/スターオブコジーン
  マイネルブルック
• • 半従弟: ケイティブレイブ 2013/JPN/アドマイヤマックス
  ケイティブレイブ

※活躍馬のみ。

産駒

• • 娘: ロッツオブラブ 2013/JPN/ステイゴールド
  ロッツオブラブ
• • 娘: ベントデアモーレ 2014/JPN/ステイゴールド
  ベントデアモーレ
• • 息子: マイネルエメ 2015/JPN/ステイゴールド
  マイネルエメ
• • 息子: ケイティラブの2018 2018/スクリーンヒーロー
  ケイティラブの2018
• • 娘: コスモプルエバ 2019/JPN/ゴールドシップ
  コスモプルエバ

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Nasrullah＝Rivaz	5×6*7*7	6.25%
きS	Sickle＝Pharamond	7*7	1.56%
牡	Native Dancer	4*6×6	9.37%
牡	Northern Dancer	4×4	12.5%
牡	Nearco	6*6×6*7	5.46%
牡	Prince Rose	6×7*7*7	3.9%
牡	Stymie	6×6	3.12%
牡	Hyperion	7×7*7*7*7*7	4.68%
牡S	Teddy	6*7	2.34%
牡S	Bull Dog	6*7	2.34%
牡S	Blue Larkspur	7*7	1.56%
牡M	Prince Bio	6*6	3.12%
牡M	Palestine	6*7	2.34%
牡M	Owen Tudor	6*6	3.12%
牡M	Fair Trial	7*7	1.56%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Mr. Prospector 1970 （USA）		Raise a Native 1961 （USA）	Native Dancer	Polynesian
				Geisha
			Raise You	Case Ace
				Lady Glory
		Gold Digger 1962 （USA）	Nashua	Nasrullah
				Segula
父 スキャン 1988 （USA）			Sequence	Count Fleet
				Miss Dogwood
		Nijinsky 1967 （CAN）	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
父の母 Video 1983 （USA）			Flaming Page	Bull Page
				Flaring Top
		Foreseer 1969 （USA）	Round Table	Princequillo
				Knights Daughter
			Regal Gleam	Hail to Reason
				Miz Carol
母の父 ムーンマッドネス 1983 （GB）		ヴイテイージ 1973 （FR）	Phaeton	Sicambre
				Pasquinade
			Vale	Verrieres
				Calliopsis
		Castle Moon 1975 （GB）	Kalamoun	ゼダーン
				Khairunissa
母 ウイニングリバー 1993 （JPN）			Fotheringay	Right Royal
				La Fresnes
		Be My Guest 1974 （USA）	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
母の母 ビーマイフアイア 1986 （IRE）			What a Treat	Tudor Minstrel
				Rare Treat
		Fire and Ice 1976 （FR）	Reliance	Tantieme
				Relance
			Glorifying	Ribot
				Glamour

血統分類

• サイアーライン: ミスタープロスペクター系
• ファミリーナンバー: 1-s

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
2010/09/12 阪神	芝1200m 良 晴	セントウルS G2	ダッシャーゴーゴー 0.8	14 / 15	2枠 4番	野元昭嘉	55kg	32.6	13人	1-1	34.9 / 33.9	516	-2
2010/08/15 小倉	芝1200m 良 晴	北九州記念 G3	メリッサ 1.0	13 / 18	1枠 2番	野元昭嘉	55kg	21.2	8人	1-1	36.0 / 32.1	518	+2
2010/07/18 新潟	芝1000m 良 晴	アイビスサマーD G3	(ジェイケイセラヴィ) -0.1	1 / 18	5枠 9番	西田雄一郎	54kg	13.0	8人	1	32.4 / 32.3	516	+2
2010/06/26 福島	芝1200m 良 曇	テレビユー福島賞 1600万下	ショウナンアルバ 0.3	3 / 16	4枠 7番	小林慎一郎	52kg	16.5	9人	1-1	34.7 / 33.1	514	+2
2010/05/23 新潟	芝1000m 良 曇	駿風S 1600万下	テイエムカゲムシャ 0.1	3 / 16	6枠 11番	野元昭嘉	53kg	4.2	1人	1	33.5 / 33.1	512	+14
2010/04/03 中山	芝1200m 良 晴	船橋S 1600万下	リキサンファイター 0.5	11 / 16	7枠 13番	野元昭嘉	55kg	27.4	11人	1-1	35.1 / 33.6	498	-4
2010/02/21 京都	芝1200m 良 晴	山城S 1600万下	エーシンビーセルズ 0.9	12 / 16	5枠 10番	野元昭嘉	55kg	57.1	12人	1-1	35.5 / 33.4	502	-4
2009/08/15 新潟	芝1000m 良 晴	稲妻特別 1000万下	(ファッシオドンナ) 0.0	1 / 13	1枠 1番	西田雄一郎	55kg	39.1	9人	1	33.0 / 32.5	506	+10
2009/05/23 新潟	芝1000m 良 曇	4歳以上500万下	(トップオブボストン) -0.1	1 / 16	7枠 13番	野元昭嘉	55kg	3.7	1人	1	33.9 / 33.5	496	+4
2009/04/26 福島	ダ1150m 重 曇	4歳以上500万下	シンボリシュタルク 0.3	5 / 16	7枠 13番	野元昭嘉	55kg	21.0	9人	6-8	37.8 / 34.5	492	-2
2008/09/14 阪神	ダ1200m 良 晴	3歳以上500万下	フロムスクラッチ 1.7	12 / 15	2枠 3番	野元昭嘉	55kg	11.3	5人	3-4	38.3 / 35.0	494	+6
2008/08/17 新潟	芝1000m 重 晴	3歳以上500万下	ワシントンパーク 0.6	7 / 14	6枠 11番	中舘英二	55kg	3.5	2人	7	33.3 / 33.6	488	+4
2008/05/24 新潟	芝1000m 良 曇	4歳以上500万下	(トウカイファイン) -0.2	1 / 16	6枠 12番	松田大作	55kg	17.7	8人	1	32.8 / 32.9	484	+10
2008/02/10 小倉	ダ1000m 良 晴	4歳以上500万下	レオベルリン 1.7	10 / 14	5枠 7番	野元昭嘉	55kg	2.6	1人	1-2	38.3 / 34.2	474	-4
2008/01/26 小倉	ダ1000m 稍 晴	4歳以上500万下	テイエムフルパワー 0.1	2 / 14	6枠 10番	野元昭嘉	54kg	3.7	2人	2-2	36.5 / 33.9	478	0
2008/01/05 京都	ダ1200m 良 晴	4歳以上500万下	ワンダーグラス 2.0	16 / 16	6枠 12番	野元昭嘉	54kg	7.8	4人	9-12	38.5 / 36.5	478	-8
2007/12/15 中京	ダ1000m 稍 晴	3歳以上500万下	オーシャンルミナス 0.7	4 / 16	4枠 7番	野元昭嘉	54kg	7.4	5人	1-1	37.2 / 35.0	486	+6
2007/08/04 小倉	ダ1000m 重 晴	3歳未勝利	(アスターナイナー) -0.5	1 / 14	1枠 1番	野元昭嘉	54kg	3.4	2人	1-1	35.9 / 33.5	480	-4
2007/06/30 阪神	ダ1200m 重 晴	3歳未勝利	ブラックプラネット 1.2	4 / 15	2枠 2番	野元昭嘉	54kg	59.8	9人	1-1	38.9 / 34.7	484

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永田克之から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

6月30日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

8月4日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアスターナイナーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、伸びてきたテイエムフルパワー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイファインに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5歳（2009年）

4月26日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のトップオブボストンに3/4馬身の差をつけて優勝

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のファッシオドンナをクビ差制して4勝目を手にした。

6歳（2010年）

2月21日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月23日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた16戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

7月18日、中2週で迎えた17戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のジェイケイセラヴィに3/4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

8月15日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（12戦2勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた19戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（13戦2勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。