サンデーシルキー（1990年生、母マンジュシャゲ）

サンデーシルキー（1990年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシルヴアーヴオイス（当時7歳）と交配したマンジュシャゲが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の胎内川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

5月1日、中1週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアシュートにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したウエスタンエンデバにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハンピンプリンスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月17日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヤマトミワオーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月25日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（8戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したオンワードコーネルに半馬身届かず2着となった。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスプライトスターを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

11月19日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

5歳（1995年）

1月29日、中9週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。