カシノテイオー（1985年生、母ナルオミドリ）

カシノテイオー（1985年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時11歳）と交配したナルオミドリが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小岩牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方15戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の筑紫野賞(B1)。

経歴

デビュー前

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1987年）

9月27日、デビュー戦は東美義騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマツノロータリーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミホロフブキから1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1988年）

3月20日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミスネーバダンスに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリードハンターに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の栄城賞トライアル（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカマドンナをクビ差制して4勝目を手にした。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクトホダカから1馬身差の2着に敗北した。

11月14日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のオシマカザンをアタマ差制して久しぶりの実戦を制した。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の全九州リーディングジョッキー招待特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、かささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は高田大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラックチャージに5馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

12月25日、中1週で迎えた11戦目は、大垣敏夫騎手を鞍上に迎えて、中島記念（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1989年）

1月21日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は高田大輔騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウドナルドに1馬身の差をつけて7勝目を手にした。

2月5日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田大輔騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオスズボーイに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高田大輔騎手（4戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高田大輔騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエステイオーに1馬身半の差をつけて9勝目を手に入れた。

5月6日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月9日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から30kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（1990年）

1月7日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた19戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月11日、連闘で迎えた23戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。