ベースアップ（2000年生、母キムタツミゴレット）

ベースアップ（2000年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時16歳）と交配したキムタツミゴレットが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方20戦5勝2着2回。2003年の北日本新聞杯(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新生ファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、ライオンズによって210万円で落札された。

石本義孝厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

5月5日、デビュー戦は森川一二三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた2戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月4日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルブレーヴから1馬身半差の2着となった。

9月16日、中7週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月19日、中5週で迎えた7戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビックリに約16馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメモリアルドリームに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーワンテンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月28日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラピーナマリクに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3歳（2003年）

1月7日、中0週で迎えた11戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコーワブリザードに6馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月20日、中2週で迎えた14戦目は、若葉賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（6戦4勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマジックワルツに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、オールジャパンリーディングジョッキー（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポインセチア特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2004年）

1月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。