アヅマアルセド（1991年生、母フジチドリ）

アヅマアルセド（1991年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のイナリリユウ（当時17歳）と交配したフジチドリが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は坂本正紀。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方37戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系一般C2。

経歴

デビュー前

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月19日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアセンダントオーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したムラクニフラッシュを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

11月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた9戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚越一弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた13戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイゲキオーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、連闘で迎えた14戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスミノラッキーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた15戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、沖縄県梯梧賞特別（中津ダート1620m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は矢野久美騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月7日、連闘で迎えた19戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた20戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月20日、連闘で迎えた21戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳戦のアラブ優駿（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は奥下一月騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた23戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた24戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、フリーマーケット特別（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた26戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた27戦目は、吉田正寿騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた28戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小田部雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月19日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は矢野久美騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた30戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1995年）

1月2日、連闘で迎えた31戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルサンスキーから3馬身差の2着となった。

1月5日、連闘で迎えた32戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた33戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた34戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた35戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた36戦目は、加来原特別（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた37戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた38戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた39戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた40戦目は、加来原特別（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は小田部雪騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったドントメリーから1馬身半差の2着となった。

3月12日、連闘で迎えた41戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた42戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた43戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月9日、連闘で迎えた44戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた45戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた46戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（8戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた47戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（9戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた48戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（10戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタガミテイオーから半馬身差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた49戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。