キタノジェント（1995年生、母サマーステージ）

キタノジェント（1995年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時14歳）と交配したサマーステージが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は瀬口以久雄。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

4月30日、デビュー戦は柳沢好美騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノレーベンからクビ差の2着に甘んじた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーラッキーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（1998年）

4月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた6戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた7戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したジュディトラウムにアタマ差届かず2着となった。

6月19日、中5週で迎えた8戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルタカヨシオーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、しゃくなげ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルタカヨシオーに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、数河特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた13戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のトップグリッターに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、高山特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、最後はトップグリッターと並んで3着同着となった。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、せせらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた17戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた18戦目は、スポーツニッポン杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（9戦3勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた19戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（10戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（11戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（12戦3勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、初夏特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた24戦目は、清流短距離特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（14戦3勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10月31日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

11月28日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシロヤマブレイズに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月12日、中1週で迎えた28戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2000年）

1月18日、中4週で迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月7日、中2週で迎えた31戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ナスノハヤカゼに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月3日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトモノパトラに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月19日、中6週で迎えた33戦目は、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月7日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた36戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の渚特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフジフロンティアをハナ差振り切って7勝目を掴み取った。

10月27日、中4週で迎えた40戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。