エイシンラピス（1984年生、母イーデンフアスト）

エイシンラピス（1984年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のシーズコマンド（当時16歳）と交配したイーデンフアストが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）飯田牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、中央障害7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月19日、デビュー戦は清水英次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（1987年）

2月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた4戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 小雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したヒミノトップレディを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクリヤークインを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月29日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメダルオーダーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のたちばな賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた8戦目は、4歳900万下の白藤賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（6戦2勝）。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳900万下のやまゆり賞（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で清水英次騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、4歳900万下のゆうすげ賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で清水英次騎手（8戦2勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で清水英次騎手（9戦2勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた12戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネデンアーガスから3馬身半差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で押田年郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったローベルマンスリーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で押田年郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のクロスゲームをクビ差制して制した。

3月19日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で押田年郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。