リンドギン（1984年生、母ポーロニアオリオン）

リンドギン（1984年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のシービークロス（当時9歳）と交配したポーロニアオリオンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地12戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の冬至ステークス(1400万下)。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

2月1日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったホクトジョージに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーバーライトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、約9か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳以上400万下の相模湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のティーエムグリーンに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

12月12日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアカネライコウを半馬身捉え切れず1着3勝目をゲットした。

4歳（1988年）

1月6日、中3週で迎えた5戦目は、5歳以上1400万下の迎春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオンワードフォコンにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月21日、中6週で迎えた6戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のサンシャインステークス（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスルーオダイナをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

10月8日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1400万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（8戦4勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1400万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のティードリームに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6歳（1990年）

1月7日、約13か月の休養明けで迎えた12戦目は、迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。