アカネライコウ（1983年生、母アカネフヨウ）

アカネライコウ（1983年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハンターコム（当時16歳）と交配したアカネフヨウが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）三浦牧場。戦績は、中央平地31戦7勝2着3回。1989年の福島民友カップ(オープン)に勝利した他、1989年の神無月ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

9月8日、7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月22日、7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロデュレンをアタマ差制して勝利を手中に収めた。

3歳（1986年）

2月9日、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイテールポに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、4歳400万下（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったバーニングダイナに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月29日、4歳400万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテイオーソロンに3馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

4月12日、3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月3日、3歳オープンの菖蒲特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月24日、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ダイナブルータスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月8日、ハンデ戦で4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミデオンルビーに2馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

11月9日、富士ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は東信二騎手。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月6日、4歳以上1400万下のディセンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

12月20日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

4歳（1987年）

1月10日、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月24日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の初富士賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東信二騎手。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月8日、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月4日、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月1日、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のヨシエビスに3馬身の差をつけてトップでゴールインした。

11月22日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

12月12日、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のリンドギンに半馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

6歳（1989年）

5月6日、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月28日、5歳以上900万下の’89ダービージョッキーズステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月15日、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月13日、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキオイドリームを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を物にした。

8月27日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のシーサイドステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイナバトラーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月30日、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

10月14日、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で根本康広騎手。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月5日、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で根本康広騎手。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のシャイニングスターをハナ差振り切って勝利を掴んだ。

11月19日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で根本康広騎手。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月23日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で根本康広騎手。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7歳（1990年）

1月7日、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で根本康広騎手。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月22日、やまびこステークス（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で根本康広騎手。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。