メジロデュレン（1983年生、母メジロオーロラ）

メジロデュレン（1983年5月1日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフイデイオン（当時11歳）と交配したメジロオーロラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地21戦6勝2着2回。1987年の有馬記念(G1)に勝利した他、1986年の菊花賞(G1)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

8月31日、7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカネライコウからアタマ差の2着となった。

3歳（1986年）

5月10日、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプロンプトメアを上がり2位の末脚で半馬身差し切ってトップでゴールに飛び込んだ。

5月24日、4歳400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったターゴフレームに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月8日、4歳400万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月28日、4歳400万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイノヒーロを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切ってトップでゴールに飛び込んだ。

8月3日、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に終わった。

8月24日、ハンデ戦で4歳以上900万下の樽前山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアズマグリントを異次元の末脚で半馬身差し切ってトップでゴールを走り抜けた。

10月11日、4歳以上1400万下の嵐山特別（京都芝3000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチヨシマサルを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利した。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で村本善之騎手。21頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナガリバーを半馬身振り切ってトップでゴールに入った。

4歳（1987年）

1月25日、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で村本善之騎手。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

10月24日、カシオペアステークス（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で村本善之騎手。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月6日、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で村本善之騎手。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月27日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村本善之騎手。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユーワジェームスを半馬身振り切って勝利を掴み取った。

5歳（1988年）

3月13日、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で村本善之騎手。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月3日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で村本善之騎手。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月29日、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で村本善之騎手。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月12日、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で村本善之騎手。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はランニングフリーと並んで7着同着となった。

11月13日、富士ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で村本善之騎手。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で村本善之騎手。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月25日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で村本善之騎手。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。