リリーバローズ（2020年生、母ニコールバローズ）

リリーバローズ（2020年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「百合、人名より+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したニコールバローズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着2回、地方18戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年のC1-9組(C1-9)。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は今村聖奈騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、トーホウガレオンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月3日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

3歳（2023年）

2月4日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で今村聖奈騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、サスケに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で今村聖奈騎手（6戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は今村聖奈騎手（7戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

5月21日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

7月29日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月12日、中9週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、うまかつJC 2nd 第3戦（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた18戦目は、C1-9組（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロッソを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた19戦目は、初春賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、早緑月賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したテイエムジンキュウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月4日、中0週で迎えた21戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリヨンに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニューホライゾンを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月7日、中6週で迎えた23戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

5月29日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた25戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、向暑特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたメイショウコムスビ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月14日、中1週で迎えた26戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、入梅特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた27戦目は、ドゥーベ特別（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた28戦目は、アルフェッカ特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で望月洵輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で望月洵輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のハイグッドエースに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

8月20日、中1週で迎えた30戦目は、盆踊り特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で望月洵輝騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた31戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、案山子特別（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた32戦目は、津島特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、コメット特別（名古屋ダート920m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた34戦目は、鱸特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた35戦目は、春日井特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

デビュー前

井上哲厩舎（愛知）へ入厩。

11月13日、デビュー戦は長江慶悟騎手を鞍上に据えて、豊田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。