シロキタマサル（1987年生、母タニノフジタカ）

シロキタマサル（1987年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモンテプリンス（当時10歳）と交配したタニノフジタカが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回、中央障害6戦1勝2着1回。1990年のシンザン記念(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月12日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったエスアルビヒーローに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヤマニンマークに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のさざんか賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月17日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

6月10日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマチカネムラサメに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイタクサンビームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、クインラガーに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のサニーマーケットに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河原町特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

2月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のクインラガーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月2日、中3週で迎えた18戦目は、鈴鹿ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の知多ステークス（中京芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の岩倉ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（14戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（15戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた22戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキオサバンナからアタマ差の2着に甘んじた。

8月11日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のビックフォルテに6馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。