スウィング（2017年生、母レッツグルーヴ）

スウィング（2017年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジャズにおけるリズム」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したレッツグルーヴが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は荒井ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の一般C3五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒井ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、カナヤマホールディングスによって810万円で落札された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦はF.ミナリク騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4歳（2021年）

6月28日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた4戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインキエストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、中4週で迎えた5戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリスタルニキータを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

9月10日、中4週で迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2019東京大賞典フジテレビ初中継賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンフィオッコに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月6日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクラタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2022年）

2月7日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、九品仏川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（3戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンフェイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月10日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリズムレインに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

デビュー前

1歳のとき、荒井ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、カナヤマホールディングスによって810万円で落札された。

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

4月22日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツカネジュピターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、ネバダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサブノドリームに5馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジーニーに3馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

12月31日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サヨノネイチヤにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノファウラーに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（8戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスプリブルズアイを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月30日、中2週で迎えた17戦目は、オフト京王閣賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（9戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた18戦目は、観音坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（10戦7勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサヨノネイチヤをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月13日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（11戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のラストストーリーに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を制した。

12月6日、中2週で迎えた20戦目は、黄葉賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（12戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（13戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。