エンドスルー（2006年生、母ヒシスリーク）

エンドスルー（2006年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したヒシスリークが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、地方39戦4勝2着2回。2008年の園田プリンセスカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2008年の兵庫若駒賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水正人厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2008年）

8月26日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/重）に出走。馬体重は469kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のタマモリターンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月24日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のプリンセスジュディを3/4馬身振り切って2勝目を収める

10月23日、中3週で迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた4戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は下原理騎手（2戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3歳（2009年）

1月14日、中1週で迎えた6戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレッシュジャニアリー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキャッスルスピカに3馬身の差をつけて制した。

2月11日、中3週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S3のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のフレッシュマーチ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ドラゴンシーズにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァルダマーナに2馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

5月26日、中3週で迎えた11戦目は、杜若特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、雲取山特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

12月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、師走特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた16戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月14日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦2勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた20戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた21戦目は、あんず賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた23戦目は、ポン太青果燃えるトマトカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた25戦目は、つゆくさ賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（9戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったマンノプレミアムを半馬身捉え切れず2着となった。

10月13日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた28戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた29戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（12戦2勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月8日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（13戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（15戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた34戦目は、難波場外<毎週水・木>発売記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（16戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた35戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（17戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。