マチカネヒエイ（1992年生、母クインパーソロン）

マチカネヒエイ（1992年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時13歳）と交配したクインパーソロンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着5回、中央障害17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月8日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったカネムサシに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月30日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴーカイソクに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で菊沢隆仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4歳（1996年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆仁騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた11戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた15戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5歳（1997年）

1月19日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月9日、連闘で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた27戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシロキタゴールドからクビ差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（8戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロバルカンから6馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（10戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（11戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレガシークレストに半馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で岡冨俊一騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1998年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月21日、中3週で迎えた38戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（13戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた39戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したシロヤマボンバーにハナ差届かず2着となった。

3月22日、中1週で迎えた40戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンパレードを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月22日、約5か月の休養明けで迎えた41戦目は、4歳以上500万下の洛南特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したドルシネアを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（13戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上500万下の西脇特別（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（14戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したテイエムタイガーに半馬身届かず2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた45戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイムアラジンに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。