メジロバルカン（1993年生、母メジロナーデル）

メジロバルカン（1993年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時17歳）と交配したメジロナーデルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地19戦2勝、中央障害28戦4勝2着6回。1999年の中山新春ジャンプステークス(障害5歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月5日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキングミラクルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたちばな賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月13日、中2週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた17戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモヒカルを3/4馬身振り切って優勝

4歳（1997年）

1月7日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月11日、約9か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネヒエイに6馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月15日、中2週で迎えた22戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた23戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（1998年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた27戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 曇/良）に56kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた28戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は大江原隆騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた29戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は成田均騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた30戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に56kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードアトゥから2馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキハイシーザーから1馬身1/4差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロファラオから約10馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 小雨/良）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシクレノンサルートから3馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったネーハイジャパンから約11馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた35戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカキャロットに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

8月2日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内雨/重）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウレガードに9馬身の差をつけて制した。

8月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で白浜雄造騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で白浜雄造騎手（8戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で白浜雄造騎手（9戦2勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 小雨/稍重）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で白浜雄造騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月21日、中3週で迎えた41戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手（11戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッカイラモーから半馬身差の2着に敗北した。

6歳（1999年）

1月16日、中4週で迎えた43戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は成田均騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のインターブラボーに約11馬身の大差をつけて勝利をモノにする

3月6日、中6週で迎えた44戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた45戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（13戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた46戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（14戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた47戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（15戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。