シクレノンサルート（1992年生、母カネノノーザリー）

シクレノンサルート（1992年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時22歳）と交配したカネノノーザリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地24戦1勝、中央障害4戦2勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

9月30日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入った。

11月18日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のシングルコンバットをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4歳（1996年）

8月10日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で村山明騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村山明騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月27日、中2週で迎えた10戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の月山特別（新潟芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は村山明騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

5歳（1997年）

7月13日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（12戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村山明騎手（14戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村山明騎手（15戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村山明騎手（16戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月22日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

6歳（1998年）

1月20日、中3週で迎えた23戦目は、名古屋チャレンジカップヴイーナス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた24戦目は、名古屋チャレンジカップヴイーナス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた25戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

4月18日、中6週で迎えた26戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた27戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピーブレーブに7馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロバルカンに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月5日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。