スガノデュランダル（2012年生、母ミヤギバスター）

スガノデュランダル（2012年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時13歳）と交配したミヤギバスターが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上徹。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の一般B2三。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月6日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2015年）

4月19日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は勢いを失って15着に敗れた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月29日、中7週で迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイナイトに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月3日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグルブルに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月1日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスパイラルステップに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったシェーンファルコに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、山下会長叙勲記念レース（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったシュガーベイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2016年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、曳山祭特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月12日、連闘で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーティーショパンに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

5月3日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、小林洋平大賞典（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、リッシンハレルヤに交わされて2馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、輪島市民まつり賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったフジサンボンドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーティーショパンに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、熊本地震被災地復興支援（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のイオナズンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月31日、中2週で迎えた21戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のガッテンキャンパスを半馬身振り切って雨中の戦いを制した。

10月23日、中4週で迎えた25戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B1四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1三（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったフレンチフューゴに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた27戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5歳（2017年）

3月22日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた31戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、長谷川等伯展特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。