フレンチフューゴ（2013年生、母メロディペリオット）

フレンチフューゴ（2013年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時13歳）と交配したメロディペリオットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。主な勝ち鞍は2016年の機具岩ライトアップ特別(一般B1一)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月17日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3歳（2016年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月26日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバーニングマンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B6（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオレカーニバルに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメアリーローズに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月4日、中2週で迎えた10戦目は、大地記念盃（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンスカイに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のゴールデンリーフに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月23日、連闘で迎えた12戦目は、高岡味処なおちゃん記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、メイカーズムービーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1三（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガノデュランダルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、門田記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田知弘久騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、機具岩ライトアップ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で田知弘久騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスガノタイトルに2馬身の差をつけて制した。

12月20日、中1週で迎えた16戦目は、能登波の花賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田知弘久騎手（9戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったクラシカルノヴァに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、山中温泉カニ汁大鍋特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田知弘久騎手（10戦7勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田知弘久騎手（11戦7勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月30日、中6週で迎えた19戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、世界キャラクターサミットin羽生賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、秩父吉田元気村賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はボデギータと並んで2着同着となった。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月17日、中0週で迎えた24戦目は、埼玉の地酒で乾杯!で賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた25戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、成田賞（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた26戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、埼玉の美味しい梨賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島憂人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。