スパイラルステップ（2012年生、母スパイラルリング）

スパイラルステップ（2012年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「スパイラルステップ（スケート用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時13歳）と交配したスパイラルリングが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地9戦2勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

9月12日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月13日、中3週で迎えた2戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロスザボーダーに約15馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた3戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガノデュランダルに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2016年）

4月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイティティーをハナ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

10月8日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のファビラスヒーローに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

12月23日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5歳（2017年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

12月28日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の春待月賞（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。