ミッキーベル（2000年生、母エイシンゴーディー）

ミッキーベル（2000年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鐘」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したエイシンゴーディーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小池博幸。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。2004年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で2着に入った他、2004年の大阪―ハンブルクカップ(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、山下一盛から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、三木久史によって1,344万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月16日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフランキーボーイを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月20日、中3週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（2003年）

3月8日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこけもも賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルホライズンをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月1日、中3週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月8日、連闘で迎えた12戦目は、3歳1000万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

9月6日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したウィルビーゼアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月8日、中6週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず最後はサムソンハッピーと並んで5着同着となった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したハリケーンルドルフにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月28日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイエローボイスをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

2月15日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラサンクスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月10日、中7週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。