シゲルカカリチョウ（2008年生、母ジョーベアトリチェ）

シゲルカカリチョウ（2008年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋係長」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したジョーベアトリチェが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地10戦0勝、地方31戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ガーベラパークスタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって210万円で落札された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2011年）

5月14日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

9月25日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサファリトップガンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、連闘で迎えた12戦目は、薩摩街道伊集院宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエーティーボストンに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシゲルトウカツカンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒカリヴァルロに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のシゲルトウカツカンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた22戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月15日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月25日、中0週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたバトルヴンダー決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月30日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシュタインガーデンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（13戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったクラウンウィローを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（14戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラッキースターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月25日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ヒカリヴァルロにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、グッドラックカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた32戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のシルクフュージョンをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

5歳（2013年）

1月19日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のマイネビアンカをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月23日、中4週で迎えた34戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルザクロを半馬身振り切って7勝目を獲得した。

3月23日、中3週で迎えた35戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた41戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。