マーニ（2016年生、母ナイアード）

マーニ（2016年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北欧神話の月の神。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時13歳）と交配したナイアードが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日進牧場。2021年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2021年の阪神ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって810万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月1日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月15日、中8週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3歳（2019年）

1月20日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

6月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したレティキュールにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアルディテッツァに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中8週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

12月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4歳（2020年）

2月9日、中7週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた17戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月28日、中6週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウジザイからクビ差の2着となった。

5月10日、中5週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で三津谷隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のケイブルグラムに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

6月27日、中6週で迎えた20戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で三津谷隼人騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三津谷隼人騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三津谷隼人騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイアプローズに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

11月21日、中5週で迎えた23戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三津谷隼人騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2021年）

3月6日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で三津谷隼人騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月25日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラスの尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で三津谷隼人騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた26戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で三津谷隼人騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトラストに4馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を奪取した。

8月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2022年）

10月16日、約13か月の休み明けで迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2023年）

3月11日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、七尾港まつり賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた32戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月26日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、甲賀弘隆騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた34戦目は、ポイントで馬券が買える楽天競馬特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲賀弘隆騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた35戦目は、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲賀弘隆騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた36戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた37戦目は、中日杯（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は甲賀弘隆騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた38戦目は、師走スプリント賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で甲賀弘隆騎手（4戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた39戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、移転50周年記念金沢ファンセレクトカップオープン（ファン投票・記者選抜）（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8歳（2024年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた40戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月26日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた41戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、GOGO!CHANCE秋田産平間誕生記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2十三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は甲賀弘隆騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた43戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた44戦目は、ふるさと炎のどっこいまんじゅう杯特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた45戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。