ウエスタンスパーダ（2018年生、母ウエスタンドルチェ）

ウエスタンスパーダ（2018年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+剣(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレッドスパーダ（当時12歳）と交配したウエスタンドルチェが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月26日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー51（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイファーリンクスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のウインフェーデをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったシズヨシに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、悠也、隼斗、康太三兄弟ファイト（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリアルスピードに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月19日、中7週で迎えた10戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

2021年6月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。