コスモヘラクレス（2008年生、母Feijoada）

コスモヘラクレス（2008年3月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の英雄」。毛色は栗毛。種牡馬のD'Wildcat（当時10歳）と交配したFeijoadaが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C22。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月25日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2012年）

11月23日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた4戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスカイアクセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5歳（2013年）

10月7日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月22日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、3着に入り込んだ。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリンセスアイズに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2014年）

1月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスプリングコメットに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月24日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったイナズマデーアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。