エンゼルプリンセス（1991年生、母エンゼルスキー）

エンゼルプリンセス（1991年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時17歳）と交配したエンゼルスキーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中館牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年のポインタース賞(B2三 B3一)。

経歴

デビュー前

峯田徳三厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1993年）

5月11日、デビュー戦は山口修騎手を鞍上に据えて、3歳（上山ダート750m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒクリスタルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（上山ダート750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口修騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた3戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳（上山ダート750m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスズランリードに6馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のあじさい特別（上山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトキタジョオーに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトキタジョオーに約15馬身の大差をつけて4勝目を挙げた。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のいで湯賞（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のペルタークイーンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のりんどう特別（上山ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のペルタークイーンに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月5日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の白菊特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のペルタークイーンに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3歳（1994年）

2月19日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（中京芝1700m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

12月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

4歳（1995年）

1月8日、中4週で迎えた13戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

6月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサーストンシンオーからクビ差の2着に惜敗した。

6月21日、中1週で迎えた18戦目は、ポインタース賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマサカドオーに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。