ブラックイレブン（2007年生、母ドリームシフト）

ブラックイレブン（2007年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「本馬毛色（黒鹿）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したドリームシフトが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊郷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、豊郷牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉野隆郎によって430.5万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月23日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンワードネオを豪脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中7週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3歳（2010年）

1月5日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

1月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた8戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシゲルケンシンを3/4馬身振り切って制した。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4歳（2011年）

2月27日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の糸島特別（小倉芝1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアルゴリズムに3/4馬身届かず2着となった。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月22日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた20戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた24戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6歳（2013年）

1月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた26戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた29戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた30戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

8月10日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。