フアンノネガイ（2004年生、母マンダリナ）

フアンノネガイ（2004年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時14歳）と交配したマンダリナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、地方24戦6勝2着4回。2007年の北日本新聞杯(地方重賞)に勝利した他、2006年のヤングチャンピオン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高松牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高松牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって262.5万円で落札された。

宗綱泰彦厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2006年）

9月24日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキヌガサパールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラックムーンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月7日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラックムーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサクラフブキオーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツノショウマを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダブルアーチャーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3歳（2007年）

1月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のコルト&フィリー特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリスタルペガサスに4馬身の差をつけて優勝

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミカワノボスを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手に入れた。

4月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーアロハにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で吉原寛人騎手（9戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーアロハに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月24日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で吉原寛人騎手（10戦6勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で吉原寛人騎手（11戦6勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、元気です!能登特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉原寛人騎手（12戦6勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた14戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で吉原寛人騎手（13戦6勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で吉原寛人騎手（14戦6勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月25日、中6週で迎えた17戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、海王星特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月10日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた24戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の時雨特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。