マツノショウマ（2004年生、母シルキーハート）

マツノショウマ（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時7歳）と交配したシルキーハートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦7勝2着4回。2008年の百万石賞(地方重賞)に勝利した他、2007年のゴールドジュニア(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高橋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松村秀征によって262.5万円で落札された。

小原典夫厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2006年）

7月30日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた2戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマルハチヘラクレスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルハチデヴァイドに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルハチデヴァイドを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフアンノネガイに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2007年）

1月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダブルアーチャーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルヨフェニックスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（8戦4勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月23日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳戦の白百合賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（9戦4勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダブルアーチャーに4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（12戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で桑野等騎手（13戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で桑野等騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で桑野等騎手（15戦5勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマヤノオスカーを捕まえ切れず、約14馬身差の2着となった。

12月16日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で桑野等騎手（16戦5勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2008年）

1月11日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で桑野等騎手（17戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で桑野等騎手（18戦5勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月13日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で桑野等騎手（19戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた23戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で桑野等騎手（20戦5勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビッグドンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた24戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で桑野等騎手（21戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた25戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で桑野等騎手（22戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクデットキングを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

6月15日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で桑野等騎手（23戦6勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャインカイザーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月13日、中3週で迎えた27戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で桑野等騎手（24戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は25戦連続で桑野等騎手（25戦7勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた29戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で桑野等騎手（26戦7勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 雨/不良）に出走。鞍上は27戦連続で桑野等騎手（27戦7勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5歳（2009年）

4月12日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（28戦7勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2010年）

4月13日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた33戦目は、春の兼六園特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（29戦7勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。