ハッピーチャンス（2013年生、母レアクラシック）

ハッピーチャンス（2013年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋チャンス」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時7歳）と交配したレアクラシックが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の霧ヶ峰賞(一般C16)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、オータムクラブによって2,205万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月24日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月15日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月25日、中5週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月16日、中5週で迎えた6戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた7戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアブソルプションを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、連闘で迎えた8戦目は、エノキグサ特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアルディシアを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4歳（2017年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテアトロレアルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコッチネッラに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカウエーブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた17戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた19戦目は、霧ヶ峰賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（12戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコイシグレをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた21戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。