コスモサンレミ（2018年生、母ドリームレディ）

コスモサンレミ（2018年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ゴッホゆかりのフランスの地名。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時15歳）と交配したドリームレディが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はタニグチ牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タニグチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,134万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したオールアットワンスを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ロンギングバースに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたジャストザビアンカ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月6日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のデクラークを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月2日、中6週で迎えた12戦目は、3歳1勝クラスのしゃくなげ賞（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月20日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹内祐次騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

11月14日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

4歳（2022年）

1月16日、中8週で迎えた17戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雪/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

5月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月19日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた22戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月24日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（13戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

5歳（2023年）

1月21日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。