リアルアビリティー（2009年生、母ファニーゴールド）

リアルアビリティー（2009年4月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「実力」。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したファニーゴールドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦12勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年の初日の出特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ハクツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ハクツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって210万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3歳（2012年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた5戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた9戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シャイニーアースにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノフノスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月18日、連闘で迎えた11戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったトミケンウエストに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のソーワンダーフルを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

8月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、マツリダジャックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワタリエナジーをクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のディナーラッシュを3/4馬身振り切って制した。

11月6日、中4週で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシンフォニエッタに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセルリアンラビットに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のフレッシュメロディに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

1月28日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップイージスを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月26日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた23戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のトーセンディケムを半馬身振り切って9勝目を手に入れた。

4月29日、中5週で迎えた24戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったグランセブンシーズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦5勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヴィーヴァストームに3馬身の差をつけて優勝

12月20日、中5週で迎えた28戦目は、35th ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で町田直希騎手（10戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5歳（2014年）

1月27日、中4週で迎えた29戦目は、探梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で町田直希騎手（11戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に敗れた。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で町田直希騎手（12戦6勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた31戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で町田直希騎手（13戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた32戦目は、電光石火賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で町田直希騎手（14戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシゲルトビウオザに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月11日、中2週で迎えた33戦目は、涼風特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で町田直希騎手（15戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、アスニカケルハシに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた34戦目は、風神賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で町田直希騎手（16戦7勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた35戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で町田直希騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた36戦目は、西瓜特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で町田直希騎手（18戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月15日、中7週で迎えた37戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で町田直希騎手（19戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた38戦目は、秋嶺特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で町田直希騎手（20戦7勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月19日、中5週で迎えた39戦目は、36thホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で町田直希騎手（21戦7勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた40戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユーコーフラッシュに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす