ニシノオウヒリュウ（1998年生、母ネイティヴスノー）

ニシノオウヒリュウ（1998年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のデュラブ（当時16歳）と交配したネイティヴスノーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大平ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大平ファームから「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

山元紀男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2000年）

11月10日、デビュー戦は松平幸秀騎手を鞍上に据えて、3歳（姫路ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモフィートに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳F1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3歳（2001年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、3歳F1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナンセイモンスターに4馬身の差をつけて優勝

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳T1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトテンションから半馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のチューリップ（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松平幸秀騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のリネンカスケードに約11馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松平幸秀騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳T1（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で松平幸秀騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスカオリに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月26日、中6週で迎えた13戦目は、みなぎ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（11戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2002年）

10月10日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、春日局特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（12戦4勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

11月26日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、椎堂特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（13戦4勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（14戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、ウイントリーウインドカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミッキータイムに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた18戦目は、スーパーバードカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（16戦4勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

1月23日、中0週で迎えた19戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松平幸秀騎手（17戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた20戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松平幸秀騎手（18戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレイクアメリカンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、ゆずのまち安富特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で松平幸秀騎手（19戦5勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上A3（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で松平幸秀騎手（20戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインドトリガーに4馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で松平幸秀騎手（21戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコウエイフウジンをハナ差振り切って7勝目をゲットした。

3月28日、中0週で迎えた24戦目は、4歳以上A1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松平幸秀騎手（22戦7勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のボーリングマシンを3/4馬身振り切って優勝

4月24日、中3週で迎えた25戦目は、山東町よふど温泉特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で松平幸秀騎手（23戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で松平幸秀騎手（24戦8勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた27戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で松平幸秀騎手（25戦8勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた28戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で松平幸秀騎手（26戦8勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で松平幸秀騎手（27戦8勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月25日、中1週で迎えた30戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は19戦連続で松平幸秀騎手（28戦8勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で松平幸秀騎手（29戦8勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のサマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は21戦連続で松平幸秀騎手（30戦8勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた33戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で松平幸秀騎手（31戦8勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。