オンワードイーグル（1990年生、母オンワードコーリン）

オンワードイーグル（1990年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミホシンザン（当時8歳）と交配したオンワードコーリンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は1995年の玄海特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンカンオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

12月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（1994年）

1月29日、中5週で迎えた5戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネタリアに3馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったサンライトウェイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の柳川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ハヤノキックに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、タイコサージュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月30日、中6週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンツタイガーに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

6月12日、中2週で迎えた11戦目は、水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、スイホービートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、フミノアモールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったダイイチウインを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（1995年）

2月4日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の千里山特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったラディッシュパワーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月3日、中8週で迎えた20戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三木特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したハセノライジンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月15日、中5週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニシノダイオーに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。