トゥユアハート（2010年生、母サザンヒルズ）

トゥユアハート（2010年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「あなたの心に」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したサザンヒルズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方22戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般B2二。

経歴

デビュー前

2歳のとき、門別牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、吉田喜代司によって630万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

3歳（2013年）

2月23日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

8月10日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のトゥビーウィズユーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイズリーに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月19日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニングランバルに6馬身の差をつけて優勝

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウジンオーに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月16日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドリームガイアに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2014年）

1月13日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のアルファジニアスをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月16日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月20日、中5週で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、いろはす賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイネルピエノに3馬身の差をつけて7勝目を収める

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、久慈流灯祭納涼花火大会レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヘイハチピカチャンに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、たいゆう緑化園フェスタレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のベシュテルングに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールデンクロスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月5日、中3週で迎えた20戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のノーティカルスターに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2015年）

4月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、クロッカス（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5月5日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、メルローズ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、アイスストロベリー賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦5勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた24戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、平庭闘牛大会つつじ場所賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた25戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エスカボークル賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた26戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた27戦目は、奥州ころもがわ祭り賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦5勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたシーザーズセレクト決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月19日、中3週で迎えた28戦目は、奥州YOSAKOI in みずさわ賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦6勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

6歳（2016年）

4月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、希望郷いわて国体開催記念野田村賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（8戦5勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、明治記念館賞（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマイルリリーに3/4馬身届かず2着となった。