トッププライス（2007年生、母ヤクモパイン）

トッププライス（2007年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「高値」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したヤクモパインが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は宮本一輝。戦績は、中央平地11戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年のれんげ特別(一般C13ロ)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

5月15日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月24日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったシルクレガリアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月14日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の一般C24（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、中2週で迎えた9戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月1日、中0週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C25（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスタートップレディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップオブナカヤマを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月18日、中3週で迎えた12戦目は、橘特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアビオニクスに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月28日、中5週で迎えた13戦目は、れんげ特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマスターエイトに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月3日、中8週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月13日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

11月13日、中9週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の白根特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2012年）

9月22日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の姫川特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。