スプレッドスマイル（2001年生、母Horah）

スプレッドスマイル（2001年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「笑いを広げる・振りまく」。毛色は鹿毛。種牡馬のBianconi（当時6歳）と交配したHorahが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の佐渡金銀山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月10日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったイキオイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のウォーターバロンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中3週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のロンジェに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2005年）

8月27日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のシーキングザベストをクビ差振り切って久しぶりの一戦を制した。

9月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。