ラブイズウィスパー（1999年生、母シークレットウィスパー）

ラブイズウィスパー（1999年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時14歳）と交配したシークレットウィスパーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大豊牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方20戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大豊牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月4日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったケージーマーベラスに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

3月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のモアスプレンダーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴原央明騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月13日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた15戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（2003年）

3月9日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月15日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた20戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた21戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドクリークから5馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドクリークから4馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた23戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドクリークから6馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、豊の国特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた25戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村栄喜騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた26戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、有明新報カップ（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキサスキサスキサスから9馬身差の2着となった。

11月5日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた28戦目は、フェニックス特別（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた29戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2004年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

2月24日、中4週で迎えた32戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた33戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた34戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のインターウィッシュに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月12日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、エフエム中九州特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（10戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中9週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた36戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた37戦目は、荒尾青年会議所カップ（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキサスキサスキサスから5馬身差の2着となった。

9月22日、中4週で迎えた38戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（13戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた39戦目は、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西村栄喜騎手（14戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた40戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西村栄喜騎手（15戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。