タイガーインディ（2017年生、母モンターニュドール）

タイガーインディ（2017年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父父父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したモンターニュドールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。2024年の黒船賞(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月1日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフラミンゴフライトにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマタギに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月7日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のセカンドエフォートに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの神鍋特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルベニスに1馬身半の差をつけて優勝

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦2勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月14日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テーオーケインズに交わされて2馬身差の2着となった。

12月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのフォーチュンカップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

4歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のゲンパチルシファーを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

5月16日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

7月11日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

10月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5歳（2022年）

2月5日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた19戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

6歳（2023年）

7月13日、約12か月半の休養明けで迎えた20戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、新番組BAOOへゴー!賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ツムタイザンに半馬身交わされて2着となった。

9月28日、中6週で迎えた22戦目は、姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月23日、中7週で迎えた23戦目は、神無月特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベイビーボスに約10馬身の大差をつけて久々に白星を挙げた。

12月20日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7歳（2024年）

2月8日、中6週で迎えた25戦目は、兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリーチに5馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

3月26日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月2日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた27戦目は、兵庫大賞典（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドンカポノに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。