シルクサンライズ（1997年生、母バンシユーウエー）

シルクサンライズ（1997年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時12歳）と交配したバンシユーウエーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高澤俊雄。戦績は、中央平地32戦5勝2着2回。2002年のカブトヤマ記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

7月16日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月1日、中8週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のハギノカボシャールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

4歳（2001年）

4月28日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキングフッドをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2002年）

1月14日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月23日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、シルクエルフィンにアタマ差交わされて2着となった。

4月21日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタバスコキャロルを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月19日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦2勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディミューズを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

6月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦3勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月29日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた18戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、2着となった。

6歳（2003年）

7月12日、約9か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の朱鷺ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は蓑島靖典騎手（3戦0勝）。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカゼニフカレテをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月16日、中3週で迎えた25戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7歳（2004年）

3月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた28戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた30戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、6着を確保した。

7月11日、中4週で迎えた31戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた32戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。