パンドラロード（1996年生、母ホワイトウォーターレディ）

パンドラロード（1996年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時6歳）と交配したホワイトウォーターレディが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（2000年）

3月5日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた2戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

5月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月11日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のヒシレイホウに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアパッチトレイルに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5歳（2001年）

3月3日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプロテクトレスをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキクカグロリアスをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

11月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したスイートクラフティにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月22日、中2週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6歳（2002年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

3月17日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。